アイスランドにある「地球の裂け目」の正体とは?

アイスランドにある「地球の裂け目」の正体とは?

アイスランドのシンクヴェトリルにある「裂け目」

 

アイスランドの国立公園シンクヴェトリル(アイスランド語: Tingvellir)には、各地に「ギャオ」と呼ばれる「地球の裂け目」が存在します。シンクヴェトリルは大西洋中央海嶺(ユーラシアプレートと北米プレートの境目)の地上露出部分であり、ギャオというのは、この海嶺が東西に引っ張られる作用で形成された大地の亀裂です。シンクヴェトリルの西端のアルマンナギャオ(Almannagja)は、最も大きな裂け目として知られます。

 

シンクヴェトリルが珍しい理由

シンクヴェトリルが極めて珍しいのは、本来プレートとプレートの境界というのは海底に存在するため、このような裂け目(ギャオ)が地上で観察できることはないからです。またこの裂け目は年間約2cmほどづつ広がっているため、アイスランドは年間少しずつ引き裂かれるように拡大を続けているということになり、地質学的にも非常に重要な場所でもあるのです。

 

アルシング発祥の地

シンクヴェトリルとは「議会平原」という意味を持っています。これはシンクヴェトリルが「世界最古の近代議会」といわれるアルシング発祥の地であることに由来しています。

 

 

9世紀頃、ノルウェー王の圧政に耐えかねたノルマン人が、大西洋を渡りアイスランドへ大挙。彼らはやがて全島各地の集落を政治的に統一する場アルシング(全島集会)をこの地に設け、話し合いを行ない、島の法や秩序を定めたのです。

 

身分制議会が当たり前だった中世において、アルシングのような民主的な議会は希有なものでした。この歴史的な重要性が以下の登録基準を満たし、2004年に世界文化遺産に登録されています。

 

  • 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
  • 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの
基本情報

アイスランド共和国
Republic of Iceland


アイスランドの国旗

国旗

アイスランドの国章

国章

場所
地理
建国・独立 1944年6月17日
首都 レイキャヴィーク
人口(2018年総計) 355,620人(170位)
面積 103,000km2(105位)
社会
主要民族 アイスランド人
公用語 アイスランド語
主要宗教 アイスランド国教会(ルター派)
政治・経済
憲法 アイスランド共和国憲法
政治制度
  • 共和制
  • 議院内閣制
国家元首 大統領
軍事組織
  • アイスランド危機対応部隊
  • 防衛庁
  • 沿岸警備隊
  • 警察特殊部隊
主要産業
通貨 アイスランドクローナISK
自然
気候

南部:西岸海洋性気候(Cfc)
北部:ツンドラ気候(ET)

クヴァンナダルスフニュークル(2,106 m)
ショウルス川(約230km)
ヨークルスアゥルロゥン(18 km2)
グリームル(約190m)
インフラ
主要空港
  • ケプラヴィーク国際空港
  • レイキャヴィーク空港