アイスランドに森がない理由

アイスランドに森がない理由

 

アイスランドには「火と氷の国」といわれています。その名の通り、陸地の大部分が氷河、溶岩、荒野などに覆われており、国土に占める森林面積の割合は0.3〜0.5%程度しかありません。ヨーロッパで最も森林の少ない国といわれています。なぜここまで森林が少ないのでしょうか。

 

なぜ森林が少ないのか

アイスランドはもともと無人の島で、バイキングによる植民が始まる前は、島の30%から40%がカバ林に覆われていたと伝えられています。しかし人類が定住を始めると、そのほとんどが伐採され、放牧地、燃料資源、住宅資材などに利用されました。

 

さらにそもそも論として木々の発育に適さない寒冷・乾燥な気候(関連記事:アイスランドの気候の特徴)、降りしきる火山灰などの悪条件が重なり、多くの土壌が侵食され、深刻なほどに国土の砂漠化が進行してしまいました。

 

現在の森林資源は、ポプラやトネリコといった低木が、ラーガルフリョゥト近くのハトルオルムススターザルスコゥグルや、アークレイリ近くのヴァグラスコゥグルなどに、わずかに残るのみとなっています。

 

森林復活の為の植林活動

アイスランドでは、砂漠化の進行を食い止め、かつての森林を復活させる為、1950年代から植林活動が行なわれるようになりました。そのかいあって、90年代以降、かつて不毛だった地にもわずかに緑が戻ってきました。

 

ただ植林には繁殖力の強い外来種を利用する場合もあります。これは既存の在来種の生存権を脅かすことになるので、賛否両論があるようです。

基本情報

アイスランド共和国
Republic of Iceland


アイスランドの国旗

国旗

アイスランドの国章

国章

場所
地理
建国・独立 1944年6月17日
首都 レイキャヴィーク
人口(2018年総計) 355,620人(170位)
面積 103,000km2(105位)
社会
主要民族 アイスランド人
公用語 アイスランド語
主要宗教 アイスランド国教会(ルター派)
政治・経済
憲法 アイスランド共和国憲法
政治制度
  • 共和制
  • 議院内閣制
国家元首 大統領
軍事組織
  • アイスランド危機対応部隊
  • 防衛庁
  • 沿岸警備隊
  • 警察特殊部隊
主要産業
通貨 アイスランドクローナISK
自然
気候

南部:西岸海洋性気候(Cfc)
北部:ツンドラ気候(ET)

クヴァンナダルスフニュークル(2,106 m)
ショウルス川(約230km)
ヨークルスアゥルロゥン(18 km2)
グリームル(約190m)
インフラ
主要空港
  • ケプラヴィーク国際空港
  • レイキャヴィーク空港