アイスランドの古い伝承・神話を知ろう

古来よりアイスランドに伝わる神話としては北欧神話が有名です。日本でもヒットしたアメコミ映画『マイティー・ソー』の題材にもなりました。北欧諸国では基本教養の1つであり、ギリシャ神話に匹敵する古い伝承です。ここではそんな北欧神話について概略や登場する神々、現状などについて簡単に紹介したいと思います。

 

北欧神話とは

北欧神話は、キリスト教が布教される前、北欧(アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマークなど)のゲルマン民族の間で広く信仰されていたゲルマン神話の1種です。主神オーディン、雷神トール、豊穣神フレイなど世界を創造した神々が、悪魔、巨人、怪物などといった世界を脅かす存在と戦う壮大な物語です。世界の始まりから終末(ラグナレク)までのエピソードが語られます。

 

北欧神話の資料

北欧神話が最もよくまとめられた根本資料として、アイスランドの詩人スノッリ・ストゥルルソンが13世紀に著した『エッダ』が有名です。いわゆる『スノッリのエッダ』は、後輩の詩人に北欧神話と詩の技法を伝授するために書き残されたもので、失われた『古エッダ』やスカルド詩を多く含み、これなくして北欧神話の復元は不可能といわれています。

 

スノッリのエッダ

北欧神話がまとめられた『エッダ』の表紙

 

スノッリのエッダは、序文と独立した3部の作品で構成されています。第三部「韻律一覧」が1222〜3年に、第一部「ギュルヴィたぶらかし」、第二部「詩語法」は1225年頃執筆されました。

 

北欧神話信仰の復活?

アイスランドは中世にはほぼキリスト教化しましたが、1000年経った現代になって、キリスト教の衰退もあり、古い信仰を復活させようとする運動「ネオ・ペイガニズム」が盛んに行なわれるようになりました。

 

1973年に北欧神話信仰が国家公認の宗教として認められており、2015年からは北欧神話の神々を祀る神殿の建設が開始されるなど、本格的な復活の兆しを見せています。

 

基本情報

アイスランド共和国
Republic of Iceland


アイスランドの国旗

国旗

アイスランドの国章

国章

場所
地理
建国・独立 1944年6月17日
首都 レイキャヴィーク
人口(2018年総計) 355,620人(170位)
面積 103,000km2(105位)
社会
主要民族 アイスランド人
公用語 アイスランド語
主要宗教 アイスランド国教会(ルター派)
政治・経済
憲法 アイスランド共和国憲法
政治制度
  • 共和制
  • 議院内閣制
国家元首 大統領
軍事組織
  • アイスランド危機対応部隊
  • 防衛庁
  • 沿岸警備隊
  • 警察特殊部隊
主要産業
通貨 アイスランドクローナISK
自然
気候

南部:西岸海洋性気候(Cfc)
北部:ツンドラ気候(ET)

クヴァンナダルスフニュークル(2,106 m)
ショウルス川(約230km)
ヨークルスアゥルロゥン(18 km2)
グリームル(約190m)
インフラ
主要空港
  • ケプラヴィーク国際空港
  • レイキャヴィーク空港