アイスランドの建国史〜建国記念日はいつ?〜

アイスランドの建国史〜建国記念日はいつ?〜

 

アイスランドの建国記念日(アイスランド共和国記念日)は6月17日。これはアイスランドが現・共和国として独立を達成した日です。しかしここに到るまでの道のりは非常に長く、険しいものでした。ここではそんなアイスランドの建国史をわかりやすくまとめ、解説しています。

 

 

国家として成立

アイスランドは、874年にノルウェー・バイキング(インゴゥルブル・アルトナルソン)が無人のアイスランドの地に移住したことが始まりといわれています。この地には、ノルマン人とケルト人が多く移り住んできましたが、930年に世界最古の議会とも呼ばれる全島民会(アルシング)により憲法を制定し、共和制の連邦国家を形成することとなりました。

 

 

独立の喪失

13世紀初頭よりノルウェーからの圧力が強くなり、1241年にノルウェー王ホーコン4世の刺客によりアイスランドの指導者スノッリ・ストゥルルソンが暗殺されます。その20年後の1262年、完全にノルウェーの支配下に入り、民主議会であるアルシングが事実上停止に追い込まれてしまいました。さらに100年後の1380年には、デンマークがノルウェーを併合したことで、アイスランドの支配権はデンマークに移りました。

 

王国として独立

デンマークによる征服から500年以上たった19世紀中期から、アイスランドでは独立運動が活発に行なわれるよになりました。その流れで20世紀に入り、1904年には内政に関わる自治権を獲得し、1918年にはデンマークと同君連合の枠内で独立王国として認められるなど、権利を拡大していきました。

 

共和国として独立

1939年に第二次世界大戦が勃発。アイスランドは中立の立場でしたが、デンマークがナチス・ドイツに占領されたため、これを好機とみて、1941年デンマークからの完全独立を宣言します。そして1944年6月17日、国民投票の決定によりアイスランド共和国として正式に独立を達成しました。

 

冷戦期

東西冷戦下、北極海をはさみソ連と対峙していたアイスランドは、アメリカを中心とする西側諸国にとって高い戦略的重要性を帯びていました。そのためアイスランドは戦後、北大西洋条約機構(NATO)に加盟。首都レイキャビクにNATO軍基地が置かれるなど、冷戦終結まではアメリカを中心とする西側諸国の強い影響下に置かれていました。

 

アイスランドの首都レイキャビクにあるホフディ・ハウスは、1986年にアメリカのレーガン大統領と、ソ連のゴルバチョフ書記長による冷戦終結に向けた会談が行なわれた場所として有名です。

基本情報

アイスランド共和国
Republic of Iceland


アイスランドの国旗

国旗

アイスランドの国章

国章

場所
地理
建国・独立 1944年6月17日
首都 レイキャヴィーク
人口(2018年総計) 355,620人(170位)
面積 103,000km2(105位)
社会
主要民族 アイスランド人
公用語 アイスランド語
主要宗教 アイスランド国教会(ルター派)
政治・経済
憲法 アイスランド共和国憲法
政治制度
  • 共和制
  • 議院内閣制
国家元首 大統領
軍事組織
  • アイスランド危機対応部隊
  • 防衛庁
  • 沿岸警備隊
  • 警察特殊部隊
主要産業
通貨 アイスランドクローナISK
自然
気候

南部:西岸海洋性気候(Cfc)
北部:ツンドラ気候(ET)

クヴァンナダルスフニュークル(2,106 m)
ショウルス川(約230km)
ヨークルスアゥルロゥン(18 km2)
グリームル(約190m)
インフラ
主要空港
  • ケプラヴィーク国際空港
  • レイキャヴィーク空港