アイスランドの気候区分〜実は寒くない?〜

アイスランドの気候区分〜実は寒くない?〜

 

アイスランドは「氷島」という名前から受ける印象から、さぞや寒い国なんだろうと多くの人が感じると思いますが、同緯度のフィンランドやスウェーデン北部は、最低気温が氷点下20度を下回るのに対し、アイスランドはせいぜい氷点下3度ほどです。アイスランドが高緯度のわりに他の同緯度地域ほど寒くないのは、この国の地理的環境が大きく関係しています。

 

 

地域別の気候区

気候区 特徴 該当都市
南岸地域の気候

西岸海洋性気候

1年通じて温暖(夏は涼しく、冬は暖かい)で、安定した降水量がある
内陸高原・北部の気候

ツンドラ気候 (ET)

  • 1年のほとんどを氷雪に覆われている。
  • 夏は氷雪が溶け、地衣類や蘚苔、高山植物が出現する。(関連記事:アイスランドの植生
居住に適さず

 

他の同緯度地域より暖かい理由

北極圏にも接するアイスランドが、(寒いことに変わりはないものの)他の同緯度地域と比べて温かいのは、メキシコ湾流に端を発する暖流の、北大西洋海流の影響です。この海流は大西洋における黒潮に相当し、西欧、北欧の冬の寒さを緩和してくれています。

 

さらにアイスランドは火山が多いので、火山活動の活発な場所では、地熱によっても暖かくなっています。その一方で、火山活動による噴出物が原因で雷雨が発生したり、噴火のエネルギーで竜巻が発生したり、気候への厄介な影響も生じています。

 

低気圧の影響ついて

アイスランドの内陸地域では、冬にしばしば天気の劇的な変化が起こり、暴風や暴雨に見舞われ、気温が急変することがあります。これは、アイスランドとグリーンランドの中間に、ほぼ1年中発生している低気圧「アイスランド低気圧」が原因です。アイスランド低気圧は、特に冬に発達し、風雨を引き起こすなど、北半球全体の気候に影響を与えます。

基本情報

アイスランド共和国
Republic of Iceland


アイスランドの国旗

国旗

アイスランドの国章

国章

場所
地理
建国・独立 1944年6月17日
首都 レイキャヴィーク
人口(2018年総計) 355,620人(170位)
面積 103,000km2(105位)
社会
主要民族 アイスランド人
公用語 アイスランド語
主要宗教 アイスランド国教会(ルター派)
政治・経済
憲法 アイスランド共和国憲法
政治制度
  • 共和制
  • 議院内閣制
国家元首 大統領
軍事組織
  • アイスランド危機対応部隊
  • 防衛庁
  • 沿岸警備隊
  • 警察特殊部隊
主要産業
通貨 アイスランドクローナISK
自然
気候

南部:西岸海洋性気候(Cfc)
北部:ツンドラ気候(ET)

クヴァンナダルスフニュークル(2,106 m)
ショウルス川(約230km)
ヨークルスアゥルロゥン(18 km2)
グリームル(約190m)
インフラ
主要空港
  • ケプラヴィーク国際空港
  • レイキャヴィーク空港