なぜさかん?アイスランドの地熱発電の仕組み

なぜさかん?アイスランドの地熱発電の仕組み

 

アイスランドは国内で消費する電力のほぼ100%を自国でまかなっています。7割は氷河や雨など豊かな水力資源を背景にした水力発電。そして残り3割は活発な火山活動を背景にした地熱発電によるものです。(関連記事:アイスランドに火山が多い理由)今回はアイスランドの地熱発電について、その仕組みや、なぜこの国でさかんなのか、ということについて解説していきます。

 

 

地熱発電とは

地熱発電とは、火山活動に由来する温泉水を利用する発電方法のことです。CO2をほとんど排出しない、クリーンな再生可能エネルギーとして知られ、低コストで安定した電力が、時間や季節に関係なく得られる経済性からも注目されています。

 

 

地熱発電の仕組み

火山活動由来の高温の蒸気を、地下深くから取りだし、取り出した蒸気によりタービンを回すことで発電する仕組みです。

 

つまり水力資源は、水力発電だけでなく、地熱発電にとっても非常に重要なもの。アイスランドは豊富な氷河と火山が並存する、唯一無二の国なので、水力と地熱の併用により、異例の電力自給率100%が実現できているのです。

 

地熱発電所

ヘトリスヘイジ地熱発電所はアイスランドで最大、世界第2位の規模を持地熱発電所です。ヘインギットル火山を背景にした地熱を利用しており、アイスランド島南部に電力を供給しています。運営はレイキャヴィーク・エネルギー社。

 

地熱発電の歴史

アイスランドでは1973年の石油危機をきっかけに、地熱発電システムの構築に力を入れ始めました。そして発電コストの安さを利用し、多量の電力を消費するアルミニウム精錬産業がさかんになり、現在は漁業に匹敵する重要産業になっています。

 

将来的にはイギリスに海底ケーブルにより、地熱で生み出した電力を送るという構想も立てているそうです。

基本情報

アイスランド共和国
Republic of Iceland


アイスランドの国旗

国旗

アイスランドの国章

国章

場所
地理
建国・独立 1944年6月17日
首都 レイキャヴィーク
人口(2018年総計) 355,620人(170位)
面積 103,000km2(105位)
社会
主要民族 アイスランド人
公用語 アイスランド語
主要宗教 アイスランド国教会(ルター派)
政治・経済
憲法 アイスランド共和国憲法
政治制度
  • 共和制
  • 議院内閣制
国家元首 大統領
軍事組織
  • アイスランド危機対応部隊
  • 防衛庁
  • 沿岸警備隊
  • 警察特殊部隊
主要産業
通貨 アイスランドクローナISK
自然
気候

南部:西岸海洋性気候(Cfc)
北部:ツンドラ気候(ET)

クヴァンナダルスフニュークル(2,106 m)
ショウルス川(約230km)
ヨークルスアゥルロゥン(18 km2)
グリームル(約190m)
インフラ
主要空港
  • ケプラヴィーク国際空港
  • レイキャヴィーク空港