アイスランドで漁業がさかんな理由

アイスランドで漁業がさかんな理由

 

アイスランドは四方をに囲まれた島国なので必然的に古来より漁業がさかんです。ただアイスランドの漁獲水揚げ量が、他の島国と比べてもとりわけ多いのは、近海がメキシコ湾から流れてくる暖流と北極方面から流れてくる寒流がぶつかる潮目にあたる好漁場になっているからです。

 

 

アイスランド漁業の現在

タラの漁獲量減少や、アルミニウム精錬産業を中心とする工業の割合が高くなったこともあり、全盛期より規模は縮小しました。しかし国民のおよそ8〜9%が漁業関係の仕事に携わるほか、輸出の7割が水産物になっており、依然として漁業は重要産業であり続けています。アイスランドがEUに加盟しない理由の1つは、EUの枠組みの中で漁業資源の規制を恐れてのものなのです

 

アイスランド漁業の歴史

アイスランド人の祖先であるバイキングは、略奪や植民といったイメージが強いかもしれませんが、もともとは漁労を生業とする海の民です。アイスランド人の水産資源を守りたいという思いの強さは一際でしょう。しかしその思いの強さが時に争いごとを起こすこともあり、それを象徴するのが1958年から1976年の間に起こったタラ戦争です。

 

タラ戦争とは

タラ漁の一大拠点として知られるウェストマン諸島を舞台に、イギリスとアイスランドが軍事衝突を起こした事件です。200海里漁業専管水域でイギリスがタラ漁を行なっていたことを受け、アイスランドが領海の拡大を宣言。イギリスがこれに反発し、アイスランド沿岸警備隊とイギリス海軍による小競り合いが起こったのです。最終的にEECがヨーロッパ全域に200海里漁業専管水域を設けたことで、事実上アイスランドの勝利となり終結しました。

 

幸いこの戦争で死者は出なかったものの、イギリスにとっては妥協に妥協を重ね、不本意な形で終結したこともあり、今も両国の仲は円満とはいえない状態になっており、今後の歩み寄りが望まれています。

基本情報

アイスランド共和国
Republic of Iceland


アイスランドの国旗

国旗

アイスランドの国章

国章

場所
地理
建国・独立 1944年6月17日
首都 レイキャヴィーク
人口(2018年総計) 355,620人(170位)
面積 103,000km2(105位)
社会
主要民族 アイスランド人
公用語 アイスランド語
主要宗教 アイスランド国教会(ルター派)
政治・経済
憲法 アイスランド共和国憲法
政治制度
  • 共和制
  • 議院内閣制
国家元首 大統領
軍事組織
  • アイスランド危機対応部隊
  • 防衛庁
  • 沿岸警備隊
  • 警察特殊部隊
主要産業
通貨 アイスランドクローナISK
自然
気候

南部:西岸海洋性気候(Cfc)
北部:ツンドラ気候(ET)

クヴァンナダルスフニュークル(2,106 m)
ショウルス川(約230km)
ヨークルスアゥルロゥン(18 km2)
グリームル(約190m)
インフラ
主要空港
  • ケプラヴィーク国際空港
  • レイキャヴィーク空港